カルドセプト (セガサターン版)
更新: 2016年7月13日
このページではセガサターン用ソフトについて解説します。ニンテンドー3DS用ソフトはカルドセプト (ニンテンドー3DS版) を、かねこしんや氏のコミックはカルドセプト (コミック版) を、ストーリー上の用語についてはカルドセプト (ストーリー用語) を参照してください。
カルドセプト (Culdcept) はセガサターン用ソフト。シリーズ第1作。1997年10月30日発売。カード総数は361枚。開発元は大宮ソフト、販売元はセガ・エンタープライゼス (現セガ)。セガサターンマガジン調べによると、初週販売本数は19,500本、1997年末時点での累計発売本数は約4万本。1998年10月22日には廉価版であるサタコレ版が発売された。
解説 †
記念すべき第1作。カードを引いてスペルを使い、ダイスを振ってマップ上を移動し、クリーチャーを召喚して領地を確保し、対戦相手の領地に止まった場合はアイテムを駆使して戦い、マップを1周すると領地ボーナスが得られ、総魔力が目標魔力に到達すると勝利となる……このゲームシステムの根幹となる遊び方は第1作から最新作に至るまで変わっておらず、わずかな仕様変更やシステム改廃はあったものの、ルールの大部分がシリーズを通じて維持されている。
本作のみ存在する「交渉」と、本作とカルドセプト エキスパンションとカルドセプト DSの3作品にのみ存在する「種族」のシステムが、他のシリーズ作品とは異なる特徴となる。
制作の経緯 †
カルドセプト開発前の大宮ソフトは他社メーカーの作業を請け負う仕事をこなしており、次は独自作品を制作したいと考えていた。少人数での開発という事情もあり、作業工数の多いアクション系ゲームやRPG等は避け、そこまで工数が多くないゲームを開発しようとアイディアを練っていたところ、ゲームデザイナー・神宮孝之氏が当時大宮ソフト内で遊ばれていたゲーム「いただきストリート」と、次第に人気が高まりつつあったトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」を組み合わせたゲームを思いついた。
神宮孝之氏が書いたメモリアルワークスのデザイナーズノートには、第1作の制作にあたって両作品を参考にしたとの記述が見られ、カルドセプトには実際にそれらの影響を色濃く受け継ぐ部分が数多く見られる。
公式大会 †
続編以降と異なり、ALL JAPAN CEPTER'S CUPの名を冠した公式全国大会は開催されていない。
公式大会としては、東京・羽田のセガ本社にて1998年3月8日に「カルドセプト ゲーム大会」が開催されている。大会ルールは城塞都市ロカで20ラウンド限定の対戦を行い、総魔力によって優劣をつけるというもの。優勝はアルシャーネ氏。なお大会の模様を観戦したゲームデザイナー・神宮孝之氏のデザイナーズノートに、当日の様子を伝えるレポートが残されている。
商品情報 †
カルドセプト | カルドセプト (サタコレ版) | ||||
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機種 | セガサターン | 機種 | セガサターン | ||
開発元 | 大宮ソフト | 開発元 | 大宮ソフト | ||
販売元 | セガ | 販売元 | セガ | ||
発売日 | 1997年10月30日 | 発売日 | 1998年10月22日 | ||
定価 | 本体 5,800円 + 税 | 定価 | 本体 2,800円 + 税 |
コメント †
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