カルドセプト セカンド

更新: 2016年7月13日

カルドセプト セカンド (Culdcept II) はドリームキャスト用ソフト。シリーズ第3作。2001年7月12日発売。カード総数は459枚。開発元は大宮ソフト、販売元はメディアファクトリー。週刊ファミ通調べによると、初週販売本数は33,947本、2001年末時点での累計販売本数は65,501本。2002年5月23日には廉価版であるドリコレ版が発売された。

解説

「セカンド」の名の通り、システム・ストーリー・カードを一新した完全新作として制作された続編作品。種族の廃止、エリア区分の見直し、ボーナスの追加、全体能力・領地能力アイテムクリーチャー・復帰の導入、複属性地形占い館の導入、同盟戦の追加など様々な変更がなされた。

ストーリーモードの舞台も前作の世界リュエードから新たな世界ソルタリアへと移動。女神カルドラが邪悪なる存在ジェミナイを倒すため、生命ある魔法の杖ゴリガンを派遣したという筋書きである。

制作の経緯

初代の発売後、続けて続編を制作する予定であったが、ゲームファンド「マリーガルマネジメント」の提案でシリーズの認知度を高めるべくプレイステーションへの移植版であるカルドセプト エキスパンションを制作・販売。そして満を持してセカンドの登場、となる予定であったが、開発は難航した。

開発難航の理由はネットワーク機能。カルドセプト セカンドではネットワーク機能を用いた通信対戦を行いたいという強い希望があり、これはまだインターネット早熟期であった当時では非常に画期的なことだった。その分、ノウハウも少なく開発スケジュールは遅れてゆき、ようやく完成にこぎ着けた時期にはドリームキャストというハードの末期となる時期に差し掛かっていた。

公式全国大会

カルドセプト エキスパンションカルドセプト エキスパンション・プラスに続く第3回目の公式全国大会「カルドセプト セカンド発売記念公式全国大会 ALL JAPAN CEPTER'S CUP 2001」が開催された。なお2001年には第2回大会「カルドセプト エキスパンション・プラス発売記念公式全国大会 ALL JAPAN CEPTER'S CUP 2001」も開催されており「ALL JAPAN CEPTER'S CUP 2001」の名称だけでは区別がつかないので注意。

ネット予選・店舗予選・雑誌主催大会など様々な予選方法があり、それらを勝ち抜いた参加者による本選大会が2001年12月23日開催された。優勝者はTARE氏。なお大会の模様は映像作品「カルドセプト セカンド 新しき伝説への道」としてDVDが制作されて販売された。

オンライン公式大会

ACN CUP 1st TOURNAMENT、ACN CUP 2nd TOURNAMENT、ACN CUP Final TOURNAMENTの3大会が開催された。

ACN CUP 1st TOURNAMENTは同盟チーム戦。優勝者はKOK氏・よよてん氏の「あまり」チーム。個人戦となったACN CUP 2nd TOURNAMENTの優勝者はのびすけ氏、同じく個人戦のACN CUP Final TOURNAMENT優勝者は機械化ボイラーズ氏。公式全国大会同様、優勝者にはマップ作成権が与えられた。

商品情報

カルドセプト セカンド カルドセプト セカンド (ドリコレ版)
カルドセプト セカンド 機種 ドリームキャスト カルドセプト セカンド (ドリコレ版) 機種 ドリームキャスト
開発元 大宮ソフト 開発元 大宮ソフト
販売元 メディアファクトリー 販売元 メディアファクトリー
発売日 2001年7月12日 発売日 2002年5月23日
定価 本体 6,800円 + 税 定価 本体 2,980円 + 税

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