モロック
更新: 2016年7月13日
概要 †
カルドセプトから科学技術を得ようとする錬金術師。その研究成果は世界征服のために用いるようである。
その研究成果の一つが自分が座っている歩行椅子の「ファウスト君」である。
かつては薬品を作る普通の錬金術師であったが、研究がその方面に進むと人が周囲からいなくなった。
性格もかなり人当たりの悪いものだったのも原因だろうが……
研究資金に困るようになったモロックはカード売買で資金を稼ぎつつ、クレイトスのセプター大会で一稼ぎするつもりだったようだが、
レオのモロック対策ブックと主人公の実力の前に敗れる。
東大陸の自分の館に帰ってからまた研究を始めるのだったが、
今度はプロムスデル目指して旅をしていた主人公一行が雨宿りのために館に来た。
追い返したかったが、ホームグラウンドという好条件を利用して、
自分が勝ったら主人公達のカードを研究のために使わせる条件の下、再戦を挑む。
結局主人公には負けるが、久々に人に親切をしてやるのも悪くないと思っていたら戦っている間に空が晴れた。
セレナの心無い一言と共に立ち去る主人公達を見てますます人間嫌いになっていくのであった。
3DS版でのキャッチコピーは「マッドな錬金術師」。煙草は吸わなくなり、かつては妻がいたことも明らかになった。
研究資金はスポンサーが出していて、最近は送られる資金が滞っていたようである。
またレベルアップステージでは自慢の発明品を使って一暴れすることも。
AIとしての特徴 †
無属性のクリーチャー中心で構成するという前作にはなかった斬新なセプター。
無属性といっても初期ブックにいた貧弱なカードはなく、能力値が高いものや特殊能力が強力なものを取り揃えている。
ブックによっては多少無属性以外のクリーチャーもいる。
これら無属性クリーチャーのいる土地を地形効果もないのにレベル上げ、連鎖も気にしないようである。
常人には理解できない行動だが、そもそも常人とはかけ離れているモロックらしいともいえる。
マッドな錬金術師でも戦闘判断は知性を見せて勝てる見込みのない戦闘はしない。
地形効果を得られない分アイテムはなかなか強力。
ペトリフストーンでHPが低めのクリーチャーをしっかりと守れる上に、実質の巻物無効ともなっている。
攻撃アイテムもこの頃登場するセプターとしては十分か。
スペルはどこでも置くために比較的配置数が多くなることを生かしたフィースト、
クリーチャーを守るカモフラージュ、シミュラクラム、ミューテーションと呪いスペルが多い。
戦闘対策はバッチリだがスペル妨害には弱く、どれだけ強固に守っていてもバニシングレイで一撃で落とせてしまう。
地形が属性とあっていないことも使って、エレメンタルレイジ・エレメンタルラスを使うのも効果的である。
使用ブック・解説 †
ブック名 | 使用 | 解説 |
科学の灯 | 2nd | 初回対戦時ブック。耐久力のあるアヌビアス・ヌエ・ドラゴンゾンビ以外は無属性。 |
悪魔との取引 | 2nd | 錬金術師の館で使用。切り札のデモニックトレードはよほど稼げる時以外使用しない。 |
真理の鏡 | 2EX | 対戦モードで使用。無属性以外は防魔持ちクリーチャーで固めて安定した拠点にした。フュージョンが入り無効化対策ができている。 |
科学の灯 | 3DS | 初回対戦時ブック。ヌエがモスマンに、ローカストがミューテーションに変更。 |
無属の宴 | 3DS | 錬金術師の館で使用。デモニックトレードは削除されたためテーマ変更。レッドキャップを利用したゴブリンブックになったが、それよりも魔力収入スペルのほうが怖い。 |
真理の鏡 | 3DS | 錬金術師の館レベル1、2、5~10で使用。クイッテッセンスの連鎖切りと新カードのユニフォーミティで高額地対策をしている。 |
無属軍団 | 3DS | 3DS版のおまかせブック。アヌビアス・バロン・モスマン以外は無属性。意外にもボージェスは固定カードではない。 |
変異の実験 | 3DS | ラビドレベル4で使用。地属性クリーチャーやワイルドグロースを入れてしっかりと守りを固めて戦う構成。もちろんポリモーフ入り。対戦モードでの使用不可。 |
聖域の守護者 | 3DS | カザテガレベル5で使用。ダークエルフとエアスラッシャーを入れて風属性対策をしてきたことを除けば、変異の実験とブック構成は似ている。もちろんサンタクムガードが入っている。対戦モードでの使用不可。 |