カルドセプト エキスパンションのバックアップ(No.4)


カルドセプト エキスパンション (Culdcept EXPANSION) はプレイステーション用ソフト。シリーズ第2作。1999年5月1日発売。カード総数は361枚。開発元は大宮ソフト、販売元はメディアファクトリー。週刊ファミ通調べによると、初週販売本数は39,700本、1999年末時点での累計発売本数は128,669本。2000年11月30日には追加マップを収録した廉価版カルドセプト エキスパンション・プラスが発売され、2008年11月26日にはゲームアーカイブス版が発売された。

解説

前作であるセガサターン版を改良し、ユーザー同士の対戦に力を入れた作品。続編ではなく拡張版という位置づけのため「エキスパンション」と名付けられている。

前作から14枚のカードが入れ替えられたほか、多数のカードの能力が調整されてより遊びやすくなった。システム面では交渉コマンドが廃止され、操作体系の見直しも行われた。ストーリーマップ以外に対戦用マップが登場し、イベントやCD-ROM付きマガジン「セプターズギルド」などで配布される追加マップを読み込むこともできるようになった。

制作の経緯

前作が「知る人ぞ知る優良ソフト」として埋もれてしまった中で続編カルドセプト セカンドの制作が決定し、シリーズの認知度を上げる目的もあって制作された。広告宣伝に際し大きな力を発揮したのが本作からプロデューサーとして関わった武重康平氏で、様々なプロモーションを組み合わせることで目標としていた販売本数10万本をクリア。認知度上昇に大きく貢献を果たすこととなった。

カルドセプト エキスパンション・プラス

2000年11月30日に発売された廉価版カルドセプト エキスパンション・プラスには、イベントやCD-ROM付きマガジン「セプターズギルド」などで配布された追加マップが最初から収録されている。ゲーム内容自体は同じであり、セーブデータの互換性もあるため、カルドセプト エキスパンションで育てたデータを活用して遊ぶことができる。

公式全国大会

本作発売を記念して、初の公式全国大会「カルドセプト エキスパンション発売記念公式全国大会 ALL JAPAN CEPTER'S CUP 1999」が開催された。優勝者はマサ・オサダ氏。前作でも公式大会は行われていたが大々的なものではなく、予選大会を開催しその勝者が本選大会に進むというスタイルは本作になってから確立され、以後も新作が発売されることに開催されることとなった。

また廉価版カルドセプト エキスパンション・プラスが発売された際にも、第2回公式全国大会「カルドセプト エキスパンション・プラス発売記念公式全国大会 ALL JAPAN CEPTER'S CUP 2001」が開催された。優勝者はひげぶちょー氏。

商品情報

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商品名 カルドセプト エキスパンション
機種 レイステーション
開発元 大宮ソフト
販売元 メディアファクトリー
発売日 1999年5月1日
定価 本体 5,800円 + 税

以下はマップを追加した廉価版であるカルドセプト エキスパンション・プラス

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商品名 カルドセプト エキスパンション・プラス
機種 レイステーション
開発元 大宮ソフト
販売元 メディアファクトリー
発売日 2000年11月30日
定価 本体 2,800円 + 税

以下はゲームアーカイブスで配信されたダウンロード版。

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商品名 カルドセプト エキスパンション・プラス
機種 PS3、PS VITA、PSP
開発元 大宮ソフト
販売元 メディアファクトリー
発売日 2008年11月26日
定価 600円 (税込)

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